ツナ雑炊を作った話
今日は雑炊にツナを入れてみた。
おいしくなかった。
パサパサして、歯ざわり、舌触りが悪かった。
入れるタイミングが良くなかったのだろうか?
そういえば学生の頃、料理の上手な友人が、
ツナのトマトパスタをよく作っていた。
彼は、トマトソースを作り切った後、ツナを入れてひと煮たちだけさせていた。
とてもおいしいパスタだったことを覚えている。
今度ツナ雑炊を作るときは、友人と同じように、
ツナを完成直前に入れようと思った。
学生の頃、暗闇が怖かった。
正確に言うと、夜が怖かった。特に、電車の中から見る夜景が怖かった。
さびれた歓楽街の電光を見るたびに、憂鬱になっていた覚えがある。
しかし、今はすっかり怖くなくなった。
むしろ、さびれたネオンの中で生きている。
年を取るごとに、人間は死への恐怖が薄れるという。
自分も例外ではなかったのかもしれない。