鶏雑炊を作った

うま味調味料と鶏肉の細切れを買った。

スーパーにあった。

 

何か栄養を取らなければならないときに、

米を炊く気力がないので、

レトルトご飯をそのまま鍋に入れて水で煮て、

雑炊にして食べることが多い。

 

卵と豆腐とネギはコンビニで買える。

近くの店舗は顔なじみが多く、行きやすい。

洗っていないぼさぼさの頭で、汚らしく伸びた髭、

洗っていなくて匂う服を着て行っても、

ああ、またか、くらいにしか思われていないように感じる。

 

鍋に水を張り、レトルトご飯のふたを開けて、

中身をそのまま水に浸す。

強火にかけると、米粒がどんどん膨らんでいく。

 

かさを増やすために豆腐も入れる。

水を切ったりせずそのまま投げ込み、

鍋の中で箸を使って崩す。

 

十分に米が膨らんだら、火を弱めて、

鶏肉の細切れを入れる。

 

鶏の油の香りが立ち、肉が茹で上がったら、

卵を二つ、溶かずにそのまま鍋に入れる。

黄身に箸をさして、かき混ぜる。

 

最後に、ねぎをハサミで切って入れる。

包丁を使いたいが、キッチンが物で埋まっていて、

スペースがない。

まな板がどこにあるかもわからない。

 

輪切りのネギの幅は気にせずどんどん切って入れる。

たくさん入れたほうがいい気がするので、

ねぎの二股に分かれたところから、

白い部分の半分くらいまで、ハサミで切り続ける。

 

最後に、うま味調味料をどっさり入れてみた。

昔読んだ漫画「もやしもん」に、似たような描写があった気がする。

 

火を止めて適当に塩をつまんで入れ、

お椀にとって食ったらうまかった。

鶏と塩は合う。塩をしっかり感じられた。

 

ほんだしには飽き飽きしていたから、

今日からしばらくはこの鳥雑炊を食べ続けることになると思う。